東北大学の歯学部より『特殊なTi基盤に取付痕なく両面にTiN膜コーティングをしていただけませんか?』とのご相談を頂きました。
弊社では培ってきたノウハウにより、取付痕等が残りにくい冶具を製作する事が出来ます。実際の製品サイズのダミーを作成し専用冶具を製作する事により試作を致しました。
TiN膜コーティングに限らず、コーティングする際には装置投入する際にセットするための取付しろが必要になります。取付しろにはコーティング膜が基本的にはつかないため、出来上がりの製品全面へのコーティングが困難となります。
そのため、お客様にどの部分が最も重要であるかを明確にして頂き、打開案を模索してから試作を行います。
成膜時の回り込みの特性や、装置内部での自公転の特性を考慮し全面コーティング可能になるよう冶具試作を行い、全面コーティングを実現致します。
お客様に納品後の出来上がりを確認していただいた所、『使用目的として問題なく、このあと検討で使用させて頂きます。無理難題にご対応して頂きありがとうございました。』とのお言葉とのお言葉をいただいております。